感想まとめ。
・ゴジラはピンとこなかった。
・金カムは予想外に面白かった。
ゴジラについて。
実写映画をやると聞いて最初、ワクワクがあったのは本当のところだが、監督名を聞いて一瞬で引いてしまった。
山崎監督ってことで、
「見ごたえのあるCGを目にできる」
「昭和レトロ喫茶店名のような英語のサブタイが付けられる」
「ウェッッッッッットなストーリーになる」
というのを想起した。
実際に見たら大体その通りだった。
CGで作られたゴジラの出来や見せ方(特に海で追いかけられるシーン)は本当に良いものだったが、どうにも自分はこの人の作る話と相性が悪く、もやもやした不完全燃焼のような気分は最後まで消えなかった。
見終わって抱く気持ちは、「絵はよかったけど面白くない話だった」の一言に詰まる。
ゴールデンカムイについて。
こちらの山崎さん(主演)は演技が微妙な印象が昔からあったので、絵面は良いけどこの人だけ浮いている。その感覚だった。けれども今回の映画はそれは感じなかった。そういやキングダムも良かったよね。
映画自体もゴールデンカムイをしっかり実写化していると思ったし、飽きを感じないまま気づけばエンディングになっていた。「時間を忘れる」感覚を久々に味わった。
話を進めるに際して足枷になるんじゃないかと思っていたグルメやギャグ部分もちゃんと拾い、世界観や話の空気を折ったりもまったくしなかった。やるじゃ~~~ん。
原作を知っている身からすると、すでに他の人達が言っているように、単行本換算で数えるとほとんど進んでいない。
それだけに、とにかく続きが見たい気持ちを掻き立てられる。そして同時に思うのが、こんなに丁寧に作っていたら一体あと何本作ったら最終話に行き着くのだ…? という懸念。
でもいいか! 続きを待ってます。