監督のせいで急にメッセージが好きになりました(映画:メッセージ)

映画


こんにちわ。
暇人社会人です。

この映画で無学な私が何を伝えられるかを悩み。考え。調べること
約1週間が経過した今日この日にこの感想に行き着いたことに感謝致します。

まず私の感想ですが、、、
私は好きなタイプのSFでは無かったです。。。
恐らく頭が良い人や本格的に宇宙というものに魅入られた方々には、
大変面白い映画なのではないかなと思いました。

ではここからは早速ストーリーを交えて感想を書いて行きます。

まずこの物語を語るうえで欠かせない存在、
地球外生命体「ヘプタポッド」をご紹介していかないとなりません。

見た目は、足元なのか手先なのか不明な一部しか見せないシャイな奴。
出来ることはその何なのか定かではない手先(ここでは手ということにしておきます。)
から放たれる墨みたいな文字を放つこと。

私の中ではその見た目と墨を放つという行為から
恐らくイカが進化し続けた結果生まれたクリーチャーではないかと
いうのが私の予想。
※まぁまったく死んだふりをしたとしても鳥がつつきにくる見た目ではないところが
 私の予想がまったく当たっていないことを裏付けているでしょう。

そのヘプタポッドが飛来した理由を当然のように地球人が探るのが本筋です。
余談ではありますが巷ではばかうけと馬鹿にされていた宇宙船にはいるシーンでは、
重力が地球圏とまったく違うことまた技術のレベルの違いワンシーンでしっかりと説明されていて大変良かった。

ちなみにこの映画の宇宙船はさんざんお菓子のばかうけだと馬鹿にされてきたのですが
本作の監督である『ヴィルヌーヴ』が「実際にばかうけに影響を受けた」という冗談を話したというのを
知り一気にこの映画が好きになった。
というか監督が好きになりました(笑)
※私はこの監督のブレードランナー2049も好きでした。

話もどってここでやっと本作の主人公である言語学者のルイーズと
物理学者のイアン達がこのヘプタポッドの文字を解読していくだけなのですが、
その過程で「武器を与える為にきた」ことがわかるのです。

ここの盛り上がりは個人的にGoodです。
正直、ここまでは
ヘプタポッドに合う→話通じず→違う方法を試す
の繰り返し。
まさにPDCAサイクルなのです。
まぁ退屈でしたがそんな中で武器を授けに来たことがわかったのですから
「お?」ってなりました。
※盛り上がりがGoodと書いたのはこのことがきっかけで
 宇宙船が飛来した各国との緊張感が高まりだして宇宙人vs地球人との
 一触即発ムードが漂いだしたからなんですがね。

まぁそんな期待違う方向性ではありましたがいい意味で裏切られました。
ちなみに授けられたのはまさかの文字。
さっき墨といっていたものです。

正直、叫びたくもなりました。
「違うだうが!そこはそのまんまの意味で武器やろ!」と
これが私の求めていた方向性でしたが、、、
※もし与えられたのが弓だったら神映画確定演出です。

実際に与えられたのはさっきも書いた通り文字。

じゃあ何が良い意味なのかそれはこの文字があまりに高等技術の塊すぎて、
最終的に理解すると「過去・現在・未来」が全て見えるようになるというもの。

ん?なんだそれとなるでしょう。当然です。
相手は地球外生命体なのですから。
我々の脳で理解することはあきらめてください。

私もいろいろ調べたのですが結論だけ述べますと
こいつらにとっては時間というのは流れではなく、
そこに自身が存在しているのは絶対なのだから過去であっても未来であっても
その時に存在している自分を俯瞰して見れるという理論。

つまり自分が自分が主人公の映画をずっと見ているという感じでしょうか。
しかも早送りも巻き戻しも自由自在なわけです。

そしてそんな文字を理解していくうちにルイーズも同じように時を
俯瞰して見れるようになっていき結果的に先にも書いた世界戦争勃発を食い止めて
めでたしめでたしというもの。

正直ストーリーとしてはこんなもんなんですが
個人的には過去も未来も俯瞰して見れるようになったとしても
別に干渉できるわけではないので、
生=死 だと私は思うのです。
だって生まれた瞬間に死ぬことがわかるんだもの。
生と死の反復横跳びって感じです。

制作人のインタビュー映像も見てみて制作人はエイリアンを「神」という
イメージで作ったらしいのですが私からしたら感情を失った生きた死体って感じのイメージでした。

以外に長い感想となってしまった。。。。
こうやって書くとあまり好きじゃないといったが実際は、めっちゃ好きだったのかも(笑)

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