タクシードライバーを見た感想をまとめてみました。
超個人的な感想を書き込みたいと思います。※ネタばれあり
感想に入る前ですがこの映画すごくムードがよろしいです。
見たことある人には伝わると思いますが音楽とその雰囲気がとてもよろしい。
こちら初めての方は是非とも見てほしいところ。
さぁ早速、私の感想ですが、
妄想男が身勝手に周りの迷惑も顧みずに突っ走り続ける映画というのが一言の感想。
好きか嫌いかを選べと言われればあんまり好きじゃないかもしれない。
でも感想は書きたくなる映画という不思議。
戦争の影響で不眠症になった男が最終的に売春日銭を稼ぐ少女を助け英雄になるという話だが、、
書いてて思うどうしてそうなった、、、
本当にみてて終始これなのよ、、、
多分時代背景とかもあるんだろうけども、だけども、これなのよ。
こんなこと書いてますが不眠症の怖さを教えてくれる映画ではないですよ。もちろん。
どちらかというと不眠症の怖さというより孤独の怖さを結構ダイレクトに伝えてきた印象。
作中では常に主人公のトラヴィスの孤独が表現されていたと思う。
この孤独というのがトラヴィスを狂わせに狂わせていく過程は見ててちょっと怖かった。
でもどんなに狂ってても口説いた女とポルノ映画一緒に見ないかと。
でもこの人は見ますから。なぜか？狂ってるから。
その結果、どんどん人が離れていって孤独は深まるばかりの悪循環を煮詰めたのがこの映画。
まぁ～好きにはなれない。
最終的には妄想が爆発した結果、売春少女を助けることになって英雄扱いを受けてましたが、
ここだけ都合が良すぎてみててなんでそうなるの？という感想しかなかった。
最後まで妄想の中での出来事でトラヴィスは病院で縛り付けになってるという
オチになると思っていた。
ここからは勝手な考察だけどもまぁ結果的に英雄になったわけだけど、
彼の孤独は解消されたのか？
英雄になって新聞では賞賛されて周りからの見る目も変わってちやほやされたことでしょうよ。
でも、たぶん変わってないと思うんだよね。
最後のほうで一緒にポルノ映画を見た女と偶然再会するんだけど
相手側はちょっと好意を見せてくれてるんだけどトラヴィスは
完全に興味をなくしてしまっている様子で接してましたね。
この興味をなくした感じで接したのがやっぱりこいつは孤独のままなんだなと思ったきっかけ。
だれでもそうだとは思うけど好意を向ける相手ってやっぱり明るかったり話やすかったりだと思うわけ。
でもそれが一切描写としてなかったからまぁ人に興味を持ってもらおうといまだに思えずに、
それ英雄扱いされた今も人からの好意とかには興味がなくて、結局は自分の妄想の中で生きてるんだろうなと思った。
だから最後まで主人公は孤独っていう映画に見えて個人的には好きではなかったかな。
見たのは通勤途中だったからかもしれないけど（笑）
とりあえず疲れてるときにはおススメできない映画だったかな。
それでは今日はこの辺で！
